ノードストロームnews|’20年売上高103億ドル31.6%減・純損失7億ドル
米国の百貨店2位のノードストローム(ワシントン州シアトル、エリック・ノードストロームCEO)が1月30日で終了した2020年度第4四半期と通期の決算を発表した。
第4四半期の売上高は35億5100万ドル(1ドル100円換算で3551億円)、前年同期比で20.0%減。クレジット・カード収入などを含めた総収入でも19.7%減の36億4500万ドル(3645億円)だった。純利益は3300万ドル(33億円)で、82.8%の大幅減。
デジタル部門の売上高は前年同期と比べ24%増加し、売上げ全体の54%を占めた。とくに家庭用品、スポーツ用品、ビューティ用品のカテゴリーが好調だった。
業態別ではフルプライス業態(ノードストローム百貨店)の売上高は19%減、オフプライス業態(ノードストロームラック)の売上高は23%減とそれぞれ減少した。
2020年度通期の売上高は103億5700万ドル(1兆0357億円)で前年比31.6%の減少、総収入は107億1500万ドル(1兆0715億円)で31.0%減。純損失6億9000万ドル(マイナス690億円)と赤字だった。
日本でもアメリカでもコロナ禍の物販小売業では、百貨店業態が最も大きな影響を受けている。