全米小売業協会news|21年ハロウィン消費/昨年より26%増加で記録的水準

全米小売業協会(National Retail Federation:NRF)は、今年のハロウィンの消費額がパンデミックで自粛傾向にあった昨年より26.0%増加し、これまでの記録を超える101億4000万ドルに達する予測を発表した。これはプロスパー・インサイツ&アナリティックスの協力のもと、同協会が9月1日から9月8日の間、8061人の消費者を対象に実施したアンケート調査に基づく。

NRFの調査によると、今年のハロウィンはアメリカの人口の65%が祝うと推定され、昨年の58%から大幅に回復する。2019年は68%だったので、パンデミック前の水準まで戻ることが予想される。

また子どもの居る世帯では82%、居ない世帯では55%が「ハロウィンを祝う」と答えている。祝い方の計画として、「子どもたちにキャンディを配る」が66%、「家や庭を飾る」が52%、「仮装する」が45%、「カボチャでジャック・オー・ランタンをつくる」が44%、「パーティに参加する」が25%、「子どもをトリック・オア・トリート(近所の家をまわって、お菓子をもらう)に連れていく」が25%、「ペットを仮装させる」が20%、「お化け屋敷に行く」が18%となっている。

コスチューム、キャンディー、デコレーション、グリーティング・カードなどの消費額は、消費者平均で昨年より10ドル増加し、推定102ドル74セント。子どものいる世帯の平均消費額は149ドル69セントで、居ない世帯の73ドル57セントの倍以上となる。

仮装コスチュームにかける金額は昨年の26億1000万ドルから、2017年以来最大となる33億2000万ドルにまで増加すると予測。また家を飾る人たちの数は昨年とほぼ変わらないが、デコレーション用消費額は昨年の25億9000万ドルから31億7000万ドルに増加する。

ハロウィン用品の購入先は、ディスカウント・ストア40%、ハロウィン・ストア/コスチューム・ストア35%、オンライン29%、グロサリー・ストア/スーパーマーケット26%、百貨店23%、衣料品店14%、ホームファッション・ストア14%、手芸用品店14%、カード/ギフト・ストア10%、地域の小規模店舗10%、リサイクル店10%、ドラッグストア8%、ホームセンター8%、カタログ・ストア4%、その他4%という結果。なお、買物時期は45%が「9月中」、39%が「10月前半」に済ませると回答しており、例年より前倒しになっている。

仮装のアイデアは36%がオンライン、26%が小売店舗、20%がFacebook、19%が家族や友人、19%がYouTubeから情報を得るそうだ。FacebookやYouTubeも「オンライン」に含めると、実に75%の人がインターネットからヒントを得て、仮装を楽しむようだ。

 

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