ウォルマートnews|第3Q売上高1392億ドル4%増の増収減益/既存店9%増

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、10月31日で終了した2022年1月期の第3四半期業績を発表した。

売上高は1392億0700万ドル(1ドル100円換算で13兆9207億円)で前年同期比4.1%増、会員費などを含む総収入は1405億2500万ドル(14兆0525億円)で4.3%増加した。営業利益は57億9200万ドル(5792億円)の0.2%増、純利益は31億0500万ドル(3105億円)で39.5%減と、大幅な減益となった。

部門別で見ていくと、ウォルマートUSの売上高は966億0900ドル(9兆6609億円)で9.3%増加、営業利益は48億6000万ドル(4860億円)で5.9%増加した。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は9.2%増、客数は5.7%増、客単価は3.3%増と好調だった。

国際部門は売上高が236億2700万ドル(2兆3627億円)で20.1%減、営業利益が8億7100万ドル(871億円)で19.2%減と大幅な減収減益。子会社の売却などの影響を受けた。

サムズクラブの売上高は189億7100万ドル(1兆8971億円)で19.7%増、営業利益は4億7500万ドル(475億円)で10.2%増だった。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は13.9%増、客数が11.1%増、客単価が2.6%増となった。サムズクラブの会員費収入は11.3%増加した。

eコマースは、ウォルマートUSで前年同期比8%増(2019年比では87%増)、サムズクラブで前年同期比32%増加した。増加し続けるECへの対応を強化するため、ウォルマートUSは第2四半期に174店を改装し、ECのピックアップが可能な店舗は4300カ所、即日配達に対応する店は3300カ所となった。また在庫率は前年同期比11.5%増(2019年比では17%増)と増加しているが、これはホリデー商戦への備えだとしている。

マクミロンCEOのコメント。
「世界的に力強い売上げと利益の伸長によって私たちの勢いは続いています。私たちのオムニチャネルの目標は、デジタルの浸透を記録的なレベルに押し上げることです。アメリカ国内では食料品のマーケットシェアを獲得していますし、世界ではお客さまが店舗に戻ってきています。この冬、お客さまや会員メンバーの皆さまにすばらしいホリデーシーズンをお届けするための人材、商品、そして価格を私たちは持っています」

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