ウォルマートnews|第1Q営業収益は2.4%増/インフレ影響で純利益24.8%減

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が4月30日で終わった2023年1月期の第1四半期を発表した。

営業収益は1415億6900万ドル(1ドル100円換算で14兆1569億円)で前年同期比2.4%増加(為替の影響を除くと2.6%増加)した。一方、営業利益は53億1800万ドル(5318億円)で23.0%減(同22.7%減)、純利益は20億5400万ドル(2054億円)で24.8%減となった。

部門別ではウォルマートUSの売上高が969億ドル(9兆6900億円)で4.0%増、営業利益は18.2%減少して、45億ドル(4500億円)だった。既存店売上高は3.0%増、客数は横ばい、客単価は3.0%増加、Eコマース売上高は前年同期比では1%増、前々年比では38%増加した。

ウォルマート国際の売上高は238億ドル(2兆3800億円)で13.0%減、営業利益は8億ドル(800億円)で35.3%減少した。

サムズ・クラブの売上高は196億ドル(1兆9600億円)で17.5%増加、営業利益は5億ドル(500億円)の20.0%減だった。既存店は、売上高10.2%増、客数10.0%増、客単価0.2%増と好調。Eコマースはプラス1.5%ほど寄与している。会員費収入は10.5%増加した。

マクミロンCEOのコメント。
「事業全体では第1四半期は好調でした。 アソシエイトの勤勉さと創造性に感謝します。一方、利益面での結果は予想外で、現在の異常な環境を反映しています。特に食品と燃料におけるアメリカのインフレ水準によって、マージンミックスと運用コストに予想以上の圧力がかかりました。私たちはこの状況にうまく対応しつつ、お客さまのニーズと将来の利益成長の実現とのバランスを取っていきます」

 

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