メイシーズnews|第1Q売上高53億ドル・15.3%増の増収増益

米国最大の百貨店メイシーズ(ニューヨーク州ニューヨーク、ジェフリー・ジェネットCEO)が4月30日で終了した023年1月期第1四半期の決算を発表した。

売上高は前年同期比13.6%増の53億4800万ドル(1ドル100円換算で5348億円)、営業利益は4億6300万ドル(115.3%増)、純利益は2億8600万ドル(177.7%増)、大幅な増収増益となった。

既存店売上高は直営売場で12.8%増、ラインセンス売場を含めると12.4%増だった。一方、ECの売上高は前年同期比2%増、コロナ以前の2019年同期比で34%増だった。EC売上高は全売上高の33%を占める。前年同期比で4%減少したが、2019年同期比では9%増となっている。クレジットカードの純収益は1億9100万ドル(191億円)で、前年同期比で3200万ドル増加した。これは売上高の3.6%に当たり、前年同期比で0.2%増となる。

部門別では、メイシーズ部門の既存店売上高は直営部門のみが10.7%、ライセンス部門を含むと10.1%増加した。外出する機会が増えたことで、衣料品はカジュアルからフォーマルへシフトした。その結果、ドレス、レディースシューズ、アクセサリー、メンズの仕立服などが好調に推移した。

ブルーミングデール部門の既存店売上高は直営売場のみが28.1%、ライセンス売場を含むと26.9%増加した。第1四半期は高級品が好調で、ドレス、メンズ仕立服、メンズ&レディースのトレンドのカジュアルウエア、旅行用カバンなどの売上げが伸長した。

ビューティ用品のブルーマーキュリー部門は直営売場のみもライセンス売場を含む場合も、既存店売上高は25.2%だった。来店客数の増加によって、プライベートブランド品が予想を上回る売上げをけん引した。特に口紅、アイメイクの需要が増加した。

オンライン販売のコンバージョン・レートは5%下がっており、店舗へのシフトを裏付けている。この結果を反映し、2022年度全体では244億ドル~247億ドルの売上高に上方修正している。

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