リドルnews|インフレ下で食品100アイテムを値下げ

米国でリミテッド・アソートメント型ディスカウントスーパーマーケットを展開するリドルUS(Lidl US)は 6月1日、東海岸9州の全店舗で100点以上の商品の価格を引き下げると発表した。

この値下げキャンペーンは、肉、穀物、コーヒー、冷凍惣菜などの主要な食品価格が急激に上昇したことを受けて行われるもので、6月8日から8月いっぱい実施される予定だ。

値下げ率の高いアイテムは、アンガス牛のサーロインステーキ、乾燥チェリー、オレンジジュース、挽いたコーヒー、ブラットブルスト(ソーセージ)、ホット・イタリアンソーセージ、アップルジュース、パウンドケーキなどだ。リドルによるとこれらを含む買物では、一回当たり50ドルの節約になると説明されている。

リドルUSの社長兼CEOのMichal Lagunionek氏は「食品の価格高騰で影響を受けている多くの家庭を、少しでも助けられればと思い価格投資を拡大しました」と述べている。

リドルの新価格の商品リスト

リドルUSは、ドイツに本拠をもつ小売チェーンで、アメリカには2015年に進出し、5月25日時点で9州に172店舗を展開している。

食品を扱う小売業の多くは、基本的に消費者の代弁者となっている。食品メーカーの値上げをそのまま売価に反映するのではなく、値上げ圧縮交渉、代替品のソーシングなどで出来るだけ売価を抑えている。それが長期的には顧客のロイヤルティ構築となり市場シェアを増やす結果につながると考えられている。

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