ウォルマートnews|「ワングローバル・ウォルマートアカデミー」発足
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は人材投資に注力しており、昨年、5年間で10億ドルに上る人材投資を発表している。その一環として、世界中のアソシエイツを対象とした「ワングローバル・ウォルマートアカデミー」を、数カ月以内に立ち上げると発表した。
「ワングローバル・ウォルマートアカデミー」は、オンラインと対面の両方で行われる。今後数カ月で、230万人以上のアソシエイツが、同社の仕事に特化した小売トレーニングのほか、キャリアを構築するためのリーダーシップコース、顧客により良いサービスを提供するために設計された「ウェルビーイング」にアクセスできるようになる。
ウォルマートアカデミーは今後、職場でのオン・ザ・ジョブ・スキル開発、将来のスキル開発、マネージャーとなるためのリーダーシップ・スキル開発の3つの分野に重点的に取り組む。
2016年の「ウォルマート・アカデミー」発足以来、ウォルマートの国内のアソシエイツは、昨年だけでも40万人以上がバーチャルと対面のトレーニング受けた。また「リブ・ベター・ユー」プログラムによって、大学の学費や教科書などにかかる費用の100%補助を受けることもできるようになった。
小売業の求人難で、優秀な社員の確保と維持は必須となっており、現社員の教育は将来性と共に費用面でも効果が高いと認識されてきている。