アマゾンnews|今年後半にカリフォルニア州の一部でドローン配達を開始

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は、今年後半にドローン配達を開始すると発表した。

ドローンによる配達は、ウォルマート、アルファベットのウィング、UPSなどが既にテスト稼働しており、Amazonも10年前ほどから計画していた。この計画には、数百人の科学者、エンジニア、航空専門家などが関わって研究を重ねており、カリフォルニア州ロックフォードで配達が開始される。ロックフォードは、州都のサクラメントの南約40マイルにある地域で、人口は3500人余り。20世紀初頭の飛行家の一人として著名な、ウェルドン・クックが住んでいたところでもある。

配達が始まると、地域のプライム会員は、数千のプライム・エア該当の商品から注文でき、配達の選択肢の一つとして表示されるプライム・エアを選ぶと、配達予定時間が知らされる。30分以内にドローンが顧客宅に到着すると、裏庭の安全な高さまで降下し、配達商品を落とす。

Amazonの配達ドローンは、FAA(連邦航空局)の厳しい運行条件を満たした3社に入っており、飛行中には障害物を認識する機能を備え、コースを調整しながら運行する。商品の落下も人間、動物、障害物などがないことを確認して行う。

ジェフ・ベゾスは、2013年末に、テレビ番組「60 Minutes」のインタビューで「ドローンによる配達をテスト中で、4−5年以内には実用化される」と述べていた。2020年にはFAAの認可を得たが、地方自治体の規制などもあり、試作機から数えて4世代目のドローンで今回初めて実用化を迎える。

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