ウォルマートnews|ヒスパニック系向けにスペイン語でのEC検索機能を強化
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、自社のオンラインサイト「Walmart.com」でスペイン語での検索機能を強化すると発表した。
ウォルマートは、シームレスなオムニチャンネルショッピングを創造することが顧客の時間とお金を節約すると考えてきた。買物体験には「言語」が大きな障害になるということがわかっている。そこで、スペイン語での検索能力を強化することによって、それを解決しようとしている。
米国では、人口の18%がヒスパニック系であり、2060年には28%を占めるまでになると言われている。すべてのアメリカ人にサービスを提供するには、スペイン語での検索機能を充実させるべきであることは明らかだ。
2020年以前、つまりCOVID-19が感染拡大する前、スペイン語を話す顧客は実店舗で買物をしていた。しかしCOVID-19 パンデミックは顧客の行動をバーチャルへと変化させた。実店舗で買物をしていた顧客はネットショッピングをするようになった。パンデミックの全盛期、ウォルマートアプリやウォルマートのウェブサイトにおいて、スペイン語での検索はパンデミック前の5倍になった。
昨年、頻繁に購入されているアイテムをスペイン語で検索できるように、「ウォルマート・ドットコム」と「ウォルマートアプリ」に翻訳機能をつけた。シームレスで直感的な経験を提供するため、NLP(自然言語処理)を使って言語を見極め、ニュアンスを区別し、翻訳する。現在、最も頻繁に検索されている60万以上のアイテムを翻訳しており、日々その数を増やしている。この機能によって、スペイン語での検索がより速く、簡単で便利になった。
今年はスペイン語を話す顧客の買物体験に、さらに寄り添っていくと発表している。