ウォルマートnews｜ユナイテッドヘルスと提携/高齢者向けヘルスケアを強化

ウォルマート（アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO）は良質なヘルスケアを求めやすい価格で提供するため、医療保険および医療サービス大手のUnitedHealth Group（ユナイテッドヘルス・グループ）との提携に合意した。提携期間は10年としている。

両社はまず、2023年にフロリダ州とジョージア州の15カ所のウォルマート・ヘルスで試験的に協業を開始する予定。その後他の地域にも拡大し、数十万人の高齢者や医療保険（メディケア）対象者に対してもオンラインなどの仮想医療サービスを提供していく計画だ。

またユナイテッドヘルス・グループ傘下の「Optum（オプタム）」の医療分析と判断を補助するツールを、ウォルマート・ヘルスの医師に対して提供する。

ウォルマートのダグ・マクミロンCEOは「われわれはヘルスケアをトランスフォームしている最中です。より多くの人に適切なケアを適切なタイミングで正当な価格で提供していきます。この提携によって、質の高いケアへのアクセスを促進させることができます」と述べている。

ウォルマートは最終的にはメディケアだけでなく、民間の健康保険や低所得者に提供されるメディケイドの対象者に対しても、生鮮食品、調剤・OTC、歯科、眼科などの総合的なヘルスケアを求めやすい価格で提供する目標を掲げている。