アマゾンnews|低所得者向け会員プログラム「Amazon Access」発表

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は10月3日、新しい低所得者向け会員プログラム「Amazon Access(アマゾン・アクセス)」を発表した。同プログラムはアメリカ政府の生活保護「SNAP(Supplemental Nutrition Assistance Program=補助的栄養支援プログラム)、通称フードスタンプ」受給している人に対して提供される。

Amazon Accessでは以下の特典が提供される。

・SNAP EBTカードで支払い
AmazonはSNAPによるオンライン購入オプションを提供することで、米国のSNAP世帯の99.7%にサービスを拡大した。SNAP EBTカードを保有する顧客はアラスカを除くすべての州で、SNAP補助金を使用して、Amazon.com、ホールフーズ・マーケット、アマゾン・フレッシュなどで購入できる。

・Amazon Layaway(アマゾン・レイアウェイ)
購入金額の20%を先に支払い、残価を8週間以内に支払うことができるサービス。信用調査、利息、手数料なしで、買物時(セール時など)の価格を固定して商品を取り置くサービス。

・Prime Access(プライム・アクセス)
通常のプライム会員費(月額14ドル99セント)より半額以上安い、月額6ドル99セントですべてのプライム会員特典を利用できる。

・特別割引
家庭用品の割引購入、クーポン、定期便で対象商品を最大15%オフ・自動配送・送料無料で購入できる。

・Amazon Cash(アマゾン・キャッシュ)
Amazon.comで注文する際、現金払いで買物をすることができるサービス。厳密には取扱店の店頭レジで現金を自分専用のAmazonギフト券にチャージして、支払う仕組みだ。アメリカでは低所得者層はデビットカードやクレジットカードを保有することができないが、Amazon Cashを使えばECでの購入が可能となる。

同社はこのプログラムは、インフレなどで経済環境が悪くなっている低所得者層を助けるためのプログラムだと説明している。

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