クローガーnews|グーグル・クラウドとデロイトと協業/アプリで生産性向上

米国スーパーマーケット最大手のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は、Google Cloud(グーグル・クラウド)とDeloitte(デロイト)の3社で戦略的パートナーシップを組み、テクノロジーを活用した社員の生産性向上や、顧客の買物経験を改善する取り組みを発表した。

 

クローガーはデロイトと共同開発したアプリケーション・フレームワーク(応用の枠組み)を下に、グーグル・クラウドのデータ分析(アナリティクス)やAI(人工知能)、ML(機械学習)などのツールを配備することで、同社の約2800の店舗で作業の生産性を上げていく。

3社は生産性を高める専用アプリケーションを2つ作成している。1つ目は「タスク管理アプリ」。夜間マネージャーに対して、詳細な入荷情報、スタッフの勤怠管理、必要な在庫補充情報などを明確にし、作業の優先度を判断することで生産性を高めることができる。アンドロイド端末のアプリには、これらの情報がリアルタイムでアップデートされる。

2つ目は「店舗管理アプリ」。店長や部門リーダー向けに対して標準化された監査チェックリストを提供することで、顧客に質の高い買物経験を提供するのに役立てることができる。また、店舗監査をするうえで最適なルートをカスタマイズできる機能を提供することで、店内のチェックを容易にする。

いずれのアプリケーションも、従業員に向けて必要なタスクとその優先度を自動的に生成する。これにより、店のリーダーたちや従業員は、リアルタイムな情報を元に店舗運営上の最適な判断を下すことが可能となる。

「アソシエイツのタスクが最適化され、全体的な生産性が向上するなど、導入店舗ですでに成果が表れている」とクローガーのエンタープライズ・リテール・システム部門のJim Clendenen副社長は述べている。

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