アマゾンnews|プライム会員対象の調剤サブスク「RxPass」サービス開始

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)のオンライン調剤薬局「Amazon Pharmacy(アマゾン・ファーマシー)」は1月24日(火)、プライム会員を対象とした調剤のサブスクリプション・サービス「RxPass」を発表した。

プライム会員は、月額5ドルのサブスク料を支払うことにより、高血圧、精神不安、逆流性食道炎など約80種以上の症状に使われるジェネリック医薬品を顧客宅に届けてもらえる。常用薬を服用しており、毎月5ドル以上の個人負担がある人にとっては大きな節約となる。

同社は、1億5千万人以上のアメリカ人は、RxPassに含まれる何らかの調剤を服用していると推定している。さらに成人のほぼ半数は毎日2種類以上の薬を服用しており、1/4の人は経済的に薬の購入が困難な状況にある。このような課題から、アマゾン・ファーマシーは医薬品をより手頃な価格で、より便利に入手できるように「RxPass」の取り組みを開始した。

アメリカでも調剤薬は、医師からの処方箋をもらい薬局などで購入する必要がある。とくに常用薬は30日毎に購入しなければならない場合が多く、手間となる。また健康保険に加入していれば、保険会社の指定するPBM(ファーマシー・ベネフィット・マネジメント=薬剤給付管理)が提供する薬の郵送サービスを使うこともできるが、自己負担が高額なため、ジェネリック医薬品の場合はディスカウント・ストアなどで購入した方が負担が少なくなる場合が多い。

 

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