Amazon news|’22年年商5139億ドル9.4%増/AWS28.8%増と好調続く

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は12月31日で終了した2022年12月期の第4四半期および通期決算を発表した。

第4四半期の商品売上高は705億3100万ドル(1ドル130円換算で9兆1690億円)で前年同期比1.2%減少したが、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのサービスを含む営業収益は1492億0400万ドル(19兆3965億円)で8.6%増加した。営業利益は27億3700万ドル(3558億円)で20.9%減、純利益は2億7800万ドル(361億円)で98.1%減少した。

部門別では、北米が売上高933億6300万ドルで前年同期比13.4%増、営業損失が2億4000万ドル(前年も2億0600万ドルの営業利益)。国際部門が売上高344億6300万ドルで7.5%減、営業損失が22億2800万ドル(前年も16億2700万ドルの営業損失)。AWSが売上高213億7800万ドルで20.2%増、営業利益52億0500万ドルで1.7%減少した。

一方、通期では商品売上高は2429億0100万ドル(31兆5771億円)で前年同期比0.5%の微増、営業収益は5139億8300万ドル(66兆8178億円)で9.4%増加した。とうとうアマゾンも5000億ドルの大台を突破した。

営業利益は122億4800万ドル(1兆5922億円)で50.8%減、純損失は27億2200万ドル(3539億円、前年純利益は333億6400万ドル)で赤字となった。この純損失には、Rivian Automotive, Inc. への普通株式投資による営業外収益 (費用) に含まれる127億ドルの税引前評価損失が含まれている。

また部門別では、北米が売上高3158億8000万ドルで前年同期比12.9%増、営業損失が28億4700万ドル(前年は72億7100万ドルの営業利益)。国際部門が売上高1180億0700万ドルで7.7%減、営業損失が77億4600万ドル(前年も9億2400万ドルの営業損失)。ただし、為替の影響を除くと、売上げは4%伸長している。そしてAWSが売上高800億9600万ドルで28.8%増、営業利益228億4100万ドルで23.3%増と、部門別では唯一増収増益となった。

アンディ・ジャシーCEOのコメント。
「幅広い品揃え、飛び切りのバリュー、そして迅速な配送を提供することに力を注いだ結果、第4四半期の店舗事業における顧客の需要は予想を上回るものでした。このホリデーシーズンにAmazonを利用してくれたすべての顧客に感謝しています。短期的に不透明な経済環境に直面していますが、コスト削減を継続し、長期的には楽観しています」

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