アルバートソンnews|第3Q営業収益186億ドル2.2%増・純利益3.8%減
米国スーパーマーケットチェーン第2位のアルバートソン(アイダホ州ボイジー、ヴィヴェック・サンカランCEO)が、2024年2月期の第3四半期決算を発表した。同社は2022年10月にクローガーとの合併が報じられているが、2024年1月現在未だ結論は出ていない。
第3四半期(9月10日~12月2日)の業績は、営業収益が185億5730万ドル(1ドル140円換算で2兆5980億円)で前年同期比2.2%増、営業利益が5億6610万ドル(792億5400万円)で2.8%減少、純利益が3億6140万ドル (505億9600万円)で3.8%減の増収減益だった。
既存店売上高は2.9%増加、eコマースの売上高は21%増加した。ロイヤルティ・プログラム「Albertsons for U」の会員数は17%増加し、3850万人となった。
第3四半期は「カスタマー・フォー・ライフ:生涯顧客」の戦略を進め、生産性の改善によって薬局およびデジタル販売は成長した。一方で、国からの補助減額や、学生ローン(奨学金)が返済再開、インフレなどによって、顧客の価格訴求は強く、売価投資を続けている。
また設備投資では第3四半期までに15億3500万ドルにのぼり、新店5店舗、改装115店舗に加え、デジタルとテクノロジー投資が行われたことにより、減益となっている。
期末店舗数は2271店舗。うち薬局併設は1726店舗、ガソリンスタンド併設は401店舗。また配送センターは22カ所、加工工場は19カ所を運営している。