クローガーnews|’24年売上高1471億ドル1.9%減/既存店は1.5%増

クローガー(オハイオ州シンシナティ、ロナルド・サージェントCEO)が2025年1月期の第4四半期および通期の決算を発表した。クローガーは3月4日にマクマレンCEOが突然辞任したばかりで、現在はロン・サージェント取締役が暫定的にCEOを務めている。

第4四半期(11月~1月)の売上高は343億0800万ドル(1ドル150円換算で5兆1462億円)で前年同期比7.4%減、営業利益は9億1200万ドル(1368億円)で23.6%増、純利益は6億3400万ドル(951億円)で13.9%減。

ただし既存店ベースでは、売上高(ガソリン販売を除く)は2.4%増加し、デジタル販売は11%増加した。客数およびロイヤル顧客数も増加している。

そして通期では、売上高1471億2300万ドル(22兆0685億円)で前年比1.9%減と、2019年1月期以来、6年ぶりに減収で終了した。一方、営業利益は38億4900万ドル(5774億円)で24.3%増、純利益は26億6500万ドル(3998億円)で23.2%増の減収増益となった。

既存店売上高(ガソリン販売を除く)は1.5%増加した。デジタル販売総額は130億ドルを超え、昨年の120億ドルと比較すると約8%伸長している。粗利益率は22.3%だった。

広告収入は52週換算で17%増加し、営業利益に13億5000万ドル寄与している。また社員の賃金体系も改革し、平均時給は19ドル以上、福利厚生などを含めれば25ドル以上となる。これは過去7年で38%増加している計算となる。

サージェントCEOのコメント。
「暫定CEOとしてこの才能と経験が豊富な経営チームに加わることができ、とてもうれしく思っています。私は迅速に業務を遂行し、チームが市場開拓戦略を継続的に推進して、顧客はもちろん従業員やコミュニティ、株主に貢献できるよう尽力していきます。」

「クローガーのビジネスモデルの強さとチームの確実な業務遂行によって、第4四半期は当初の予想を上回る業績を達成し、強力なポジションで事業を展開しています。次年度も低価格かつ高品質を提供することで、すばらしい顧客体験を提供することに注力します」

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