ベストバイnews|’24年売上高415億ドル4.4%減・純利益25.3%減

米国家電チェーン1位のベストバイ(ミネソタ州ミネアポリス、コリー・バリーCEO)が2025年1月期の通期決算を発表した。

通期売上高は、売上高415億2800万ドル(1ドル150円換算で6兆2292億円)で前年比4.4%減、営業利益は12億6200万ドル(1893億円)で19.8%減、純利益は9億2700万ドル(1391億円)で25.3%減となった。3年連続の減収減益である。

既存店売上高は、国内部門で2.5%減、海外部門では0.5%減少、全体では2.3%減少した。

米国内の部門別売上構成比は、コンピュータ・モバイル機器が44%、電子機器が31%、家電製品が10%、エンターテインメントが9%、修理などのサービスが5%、その他が1%となっている。コンピュータ、タブレット、サービスは好調だったが、家電、ホームシアター、ゲームなどのカテゴリーが失速した。

ベストバイは第4四半期にオンラインでマーケットプレイスのプラットフォームを提供するミラクル(Mirakl)と提携し、「ベストバイ・マーケットプレイス」を立ち上げると発表した。これにより第三者セラーの販売する多くのブランド商品が、ベストバイのアプリ上で購入できるようになる。

なお第4四半期の米国内オンライン売上高は50億2000万ドルの既存店ベースで2.6%増だった。また米国内のオンライン売上高比率は昨年の38.0%から39.5%に伸長した。

2025年度の通期予測では、総収入で414億ドル~422億ドル、既存店売上高が0.0%~2.0%、設備投資で7億ドル~7.5億ドルを見込む。

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