ウォルマートnews|公式アプリに対話型の買物支援AI「スパーキー」を導入

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は6月6日(金)、自社の公式アプリにAIによる買物支援機能「Sparky(スパーキー)」を導入した。

「スパーキー」はウォルマートのロゴにある、「ひらめき」や「活気」「火花」を意味する「Spark(スパーク)」から命名されている。

アプリ上で「スパーキー」に質問をすると、商品レビューや比較、提案、さらに購入するまでの一連の流れをサポートしてくれる。顧客からの質問文やイメージ画像、音声、ビデオなどを数秒で処理、理解して、最適な回答を提供する。購入した商品の定期購入などアフターサービス手続きなども行うことができる。

さらに商品に関する質問だけでなく、「今晩の夕食は何にしよう?」と聞けば、家族みんなが納得する一週間の献立をつくったり、それに使う食材をカートに追加することもできる。「水漏れしている蛇口の修理方法は?」という質問には、適切な工具を注文して、当日配達してもらうためのガイダンスを表示する。「パーティーのアイデアをちょうだい!」という要望を出せば、パーソナライズされたテーマや装飾、料理、ギフトなどを予算内でコーディネートし、イベントのプランニングをサポートしてくれる。

なお、アマゾンは同様の買物支援AI「ルーファス」を昨年7月にすでに導入している。これは日本でも11月頃からベータ版を導入しているため、使用したことがある人もいるだろう。実店舗でなくても、顧客に寄り添うための機能は今後も拡大していく。

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