Whole Foods青果・生花の新評価システム、来週15日スタート!

ナチュラル&オーガニック・スーパーマーケットの雄、ホールフーズ・マーケットが来週、10月15日より、青果と生花の新しい評価システムを導入する。

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青果や花卉を“良いgood” “より良いbetter”と “最高best”の3段階で評価し、売場の商品それぞれに掲示する。

評価基準項目は以下の通り。
持続可能性
・害虫管理と花粉の保護
・労働者の賃金
・水の保全と保護
・土壌の健康
・生態系
・生物多様性
・廃棄物、リサイクル、包装
・エネルギー
・気候

このような科学的根拠に基づくインデックスから総合的に評価し、ランク付けをする。このプログラムの導入は2013年9月にリリース発表されていたもので、それがようやく実現する運びとなった。

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ホールフーズではすでに畜産や水産でも同様の評価システムを実施しており、これで生鮮3部門すべてにおいて、評価プログラムが導入されることとなる。

精肉では「5 Step Animal Welfare Rating Standards」という家畜の取り扱いや育て方に関する5段階の評価基準を設定。

Step1

かごや檻の中での飼育を禁止すること

Step2

家畜本来の生活環境に近い環境で飼育すること

Step3

家畜が屋外に出られるようにしておくこと

Step4

放牧を基本とした飼育をすること

Step5

家畜に対する人工的な肉体改造を禁止すること

Step5+

家畜がひとつの農場で一生を過ごすこと


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水産部門ではMSCやSEAFOOD WATCHといった外部団体のエコラベルを早い段階から導入している。

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ホールフーズ創業者であり、共同CEOのジョン・マッケイは、10月1日に開催されたGE Capital Corporate Finance主催のFood&Beverageサミットにおいて、このように語っている。
「もはや、ただ“オーガニック”というだけでは不十分なのだ。消費者は口にする物に対して、全ての情報を、その情報の透明性を求めている。そして私たちは商品の透明性を明らかにする手段を確立している。私たちが売っているすべての商品にはそれぞれの物語があるのだ。それを人々は知りたがっているし、私たちも提供したいと思っている」

 

ただのオーガニックだけでは不十分と言い切るジョン・マッケイ。
オーガニックフーズのコモディティ化は顕著で、先導者ホールフーズは、ノンコモディ化で一歩先を行く。
その布石は次々に打たれている。

 

検索キーワード : ホールフーズ  青果  オーガニック  評価システム

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