生鮮食品配送のアマゾンフレッシュがNYブルックリンで開始
アメリカ時間17日金曜、ニューヨーク・ブルックリン地区でアマゾンフレッシュがスタートした。
Amazonが始めた生鮮食品の宅配サービスが「アマゾンフレッシュ」。
本拠地シアトルの一部地域でテストを実施し、これまでカリフォルニア州サンフランシスコのベイエリア、サンディエゴ、ロサンゼルス、オレンジ郡と、西海岸を中心に展開してきた。
今回は東海岸で初めての展開となる。
場所はニューヨーク州ブルックリンのヤングファミリー世帯の多いパーク・スロープエリア。
アマゾンフレッシュで扱うのは肉、魚、野菜、果物のほか、ペットフード、ベーカリーの食品と、シャンプー・洗剤などの日用品数千点。もちろんAmazonが扱う書籍やエレクトロニクス製品、事務用品、玩具、自動車用品など50万点の商品を宅配してもらうことも可能だ。
朝10時までの注文は18時までに配送される。1時間単位で配達時間を指定できる。
また、22時までの注文は翌朝6時までに届く。早朝の配達の場合、温度調節ができる専用の袋に入れて玄関前に届けられる。
このアマゾンフレッシュのサービスは、「プライム・フレッシュ(Prime Fresh)」会員が対象。会員の年会費は299ドル。これを高いとみるか、便利なサービスと考えるか。
メンバーシップ・ホールセールクラブのコストコの年会費は、アメリカの場合、55ドル。
コストコは純利益を会員費で賄っている。つまり販売額だけではとんとん。
アマゾン・フレッシュは299ドルと3万円の会費を取る。はたして、どれだけの顧客を獲得すれば採算に合うのか。
広報担当者は「ニューヨークの他の地域で展開するのは未知数」と答えている。
大都市ニューヨークでの実験ということだろうが、ますます、有店舗小売業には脅威となる。
従って、店舗小売業からの逆襲「オムニチャネル戦略」はさらにエスカレートすることになる。
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