Amazon news|リアル書店をシアトルにオープン
amazonが現地時間11月2日(火)の9時半に、シアトルのショッピングセンター「ユニバーシティビレッジ」にリアル書店をオープンさせた。
今回の実店舗はポップアップストアではなく、同社としては初のリアル店舗。
12月2日は「Dear Amazon Customer」と題したニュースリリースを発信。
「私たちは20年のオンライン販売の経験を生かし、オフラインに生かします。4つ星以上の評価を得た書籍を実店舗で提供します」とネットとリアルの書籍販売の有用性をアピールし、自信満々だ。
売価はamazon.comと同じ。品揃えは、顧客の評価、予約、SNSのグッドリーズ(Goodreads)、学芸員の評価などを参考とし、売れ筋を押さえる。
書籍だけでなく、キンドルやファイアTV、ファイア・タブレットなども品揃えているから、実店舗でチェックし、ネット購入することもできる。
プライム会員の場合、注文から2日以内に手元に届く。
店舗の営業時間は月曜から土曜は朝9時30分~夜の9時、日曜日は午前⒒時~午後6時で、感謝祭とクリスマスを除いて毎日営業。
*画像はすべてアマゾン公式サイトより。
amazonは、本国アメリカでは493億5300万ドル、前年比22.6%の伸びで、『stores』の「チェーンストアランキング」では第9位。amazonによって書店第2位チェーン・ボーダーズが倒産し、第1位のバーンズ&ノーブルも苦境に陥るなど、リアル店舗に与えるその影響は大きい。今やウォルマートの最大のコンペティターはamazonだ。
amazonの世界年商は833億9100万ドル(59.2%増)。アマゾンジャパンは小売業ランキングでも10位に入り込んできている。
amazon対策としてリアル店舗小売業がオムニチャネル戦略を立てる中、ネットの巨人がその原点ともいえるリアル書籍小売業に参入してきた。これは逆にamazonにとって、リアル店舗の脅威がぬぐえないことをも示す。リアルとネット。両方あるのが、消費者にとって一番便利なのだから。
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