ランキングニュース|FORTUNE誌「The 100 Best Companies to Work For 2017」発表
FORTUNE誌から待望の「The 100 Best Companies to Work For 2017」が発表された。
「働きがいのある企業」ランキング調査は、実際に働く従業員約25万人を対象にアンケートを行い、給料や福利厚生、離職率などを総合的に評価してランキングするもの。日本の学生を対象にした働きたい企業ランキングなどとは決定的に異なる。
商人舎では、このランキングはアメリカ小売業の従業員満足(Employee Satisfaction=ES)を測る重要な指標の一つととらえている。
トップ10企業を紹介しよう。
1位 Google
2位 Wegmans Food Markets
3位 The Boston Consulting Group
4位 Baird
5位 Edward Jones
6位 Genentech
7位 Ultimate Software
8位 Salesforce
9位 Acuity
10位 Quicken Loans
グーグルはこの11年間で8回も1位を獲得している。
2位は、われらが小売業の代表ウェグマンズ・フードマーケット。
昨年の4位から2ランクアップ。2007年には1位に輝いたこともあるベスト10常連企業。
ウェグマンズには4万6800人の従業員が働き、2017年現在、新店開設に向けて2000人の募集を行っている。
月給制のストア・デパートメント(部門)マネジャーの平均年収は6万5272ドル。100円換算で652万円。スタッフの多くは時給制だが、カスタマーサービス係の平均年収は3万6542ドル、365万4200円。これはアメリカ小売業の中でも高い数値だ。
また採用時には、月給制従業員には75時間、時給制従業員には65時間のトレーニングが施される。
こうしてウェグマンズのハードワークをこなす知識商人たちが誕生していく。すばらしい。
100位にランクインした小売業だけをピックアップする。
21位 Publix Super Markets
28位 REI(Recreational Equipment, Inc.)
30位 Nugget Market
49位 The Container Store
58位 Whole Foods Market
72位 IKEA Holding U.S.
76位 Build-A-Bear Workshop
77位 CarMax
94位 Nordstrom
こちらも常連企業ばかり。パブリックスが躍進して21位に上がってきた。ナゲットマーケットも30位を堅持、ホールフーズも58位にランクされている。94位に「伝説のサービス」のノードストロームが入っているが、この百貨店が94位に位置づけられていることが。、この調査全体の価値を高めている。
それにしてもウェグマンズ。グーグルに次ぐ2位はすばらしい。
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