Kroger レジの待ち時間を「26秒」に短縮

レジは何台もあるのに、
開いているのは1~2台のみ。
しかもそこには長蛇の列――。

スーパーマーケットでこのような状況を見かけることがある。
しかしこれでは顧客ロイヤルティは到底、高まらない。

全米第2位のスーパーマーケット・クローガーでも同じ。
顧客満足度を向上させる努力をしなければ、
ウォルマートをはじめとした、競合他社相手に勝ち目はない。

数年前まで、
クローガーでのレジの待ち時間は平均4分と、長かった。
顧客の会計時間をいかに短縮できるかが重要。
そう考えたクローガー。

店舗の入り口に赤外線センサーを設置することで、
店内にいる顧客数をカウントし、
30分後に何台のレジが必要になるかを割り出すことにより、
レジでの待ち時間削減を実現した。

平均待ち時間を「26秒」にまで短縮したのだ。
que_vision
「Que Vision」というシステムで、
現在会計中のレジ台数(Action Now)、現在必要な台数(Lanes Open)、

30分後に稼働する台数(30Minutes)が、
ひと目で顧客に分かるように掲示されている。

2009年にオハイオ州トレド市の店舗で実験導入したところ、
非常によく機能したと同時に、売上げも伸びた。

たとえば駐車場の狭い小型店の場合、
待ち時間無くスムーズに会計が終わることで、
駐車場の回転率もよくなり、来店客数も増えたのだ。

以来、全米の店舗に徐々に導入をはじめ、
今年の年末までに全店に導入完了する予定。

最近好調のクローガーのレジ待ち解消システム。
日本にも導入されるかもしれない。

 

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