良品計画news｜中国深セン･北京に2つのMUJI HOTEL開業

(株)良品計画（東京都豊島区、松﨑曉社長）は、1月18日に中国の深センに「MUJI HOTEL SHENZHEN」を開業し、次に今夏、北京に「MUJI HOTEL BEIJING」をオープンする。さらに来年春には東京の銀座にも無印良品店舗と連動した「MUJI HOTEL」をオープンさせて、ホテル業に本格参入する。

MUJI HOTELのコンセプトは、「アンチゴージャス、アンチチープ」。つまり、ちょうど良い価格で、良く眠れること。旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなぐサービスを用意する。

MUJI HOTELはそういった需要に対応して、無印良品の店舗と連携することで、タオルの手触り、コンセントやスイッチの配置、レストランのメニューや空間などを通して、無印良品の思想を体感できるホテルを目指す。

MUJI HOTEL SHENZHENは、中国広東省深セン市の中心地に近い立地に建設中の総合商業施設｢深業上城（UpperHills）」内の建物に入居する。2階にレセプションを設置し、4～6階に79室の客室を設ける。

全体のコンセプトおよび客室内のデザインを無印良品が行い、運営は深業上城のデベロッパーである深業グループの深セン深業酒店管理有限公司（中国・深セン、吴永验総経理）が行う。また同じ建物の2階には「MUJI Diner」を導入、宿泊客が朝食から夕食、バータイムまで利用できる空間を提供する。ホテルのオープンと同時に2、3階で営業を開始する無印良品店舗と合わせて、無印良品全体の世界観を体感できる施設を目指す。

MUJI HOTEL BEIJINGは、北京市の旧市街地として歴史ある建物が多く残る再開発地域「北京坊」の一角に開業する。4階建ての建物の1階をレセプションとカフェ、ブックショップにし、2～3階を客室、4階をレストランとする。良品計画が提供する無印良品のコンセプトのもと、企画、内装設計はUDS(株)（東京都渋谷区、中川敬文社長）と同社の中国現地法人の誉都思建筑咨询（北京）有限公司（北京市朝陽区、梶原文生董事長）が行う。経営は同じくUDS(株)の中国現地法人である誉都思酒店管理（北京）有限公司が行う。深セン同様、無印良品の小売店舗を同じ建物内に設置することに加え、1階にはオープンスペースを設けて、宿泊客と地域の人々が集い、自由なコミュニケーションを生むための空間を提供する。

なお、良品計画は2019年春、東京・銀座に日本初の「MUJI HOTEL」を開業する。こちらは、読売新聞東京本社と三井不動産が共同で推進している東京都中央区銀座3丁目の「マロニエ×並木読売銀座プロジェクト」に進出するものだ。建物は地下3階、地上10階で、地下1階から6階の一部までが店舗、6階一部から10階がMUJI HOTELとなる。

■MUJI HOTEL SHENZHEN
所在地／中国広東省深セン市福田区華富街道皇崗路5001号　深業上城（UpperHills）内
開業予定日／2018年1月18日
運営会社／深セン深業酒店管理有限公司
客室構成／全79室
フロア構成／2～6階付帯施設：会議室 3室　2～3階に「無印良品深業上城」が同日オープン予定（売場面積：1800㎡）レストラン：MUJI Diner 118席（2階）
駐車場 ／3732台

■HOTEL BEIJING
所在地／中国北京市西城区煤市街廊坊頭条21号院2号楼
開業予定日／2018年夏
運営会社／誉都思酒店管理（北京）有限公司
客室構成／全42室
フロア構成／地下1階～4階付帯施設：ブックショップ、ミーティングルーム（1室、6席）、ビジネスセンター、ビッグテーブル（イベントスペース）地下1階に「無印良品北京坊」が同日オープン予定（売場面積：約600m2）レストラン：MUJI Diner 96席（4階）、Café&Meal MUJI 84席（1階）
駐車場／515台（北京坊全体）

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