セブン&アイnews|第1Q営業利益841億・経常利益836億で過去最高

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)の注目される2018年2月期の第1四半期決算。

連結期間(3月1日~5月31日)の業績は、営業収益が1兆4680億8600万円(前年同期比5.3%増)。スーパーストア事業や百貨店事業が減収だったが、海外コンビニエンスストア事業の増収が貢献した。

営業利益は、海外コンビニエンスストア事業が為替差損で営業利益1億円を押し下げたが、国内コンビニエンスストア事業や専門店事業等の増益によって、841億4100万円(3.3%増)で着地した。
経常利益836億1600万円(1.5%増)、純利益336億2800万円(▲22.1%)。
第1四半期としては、営業利益と経常利益がともに過去最高を達成した。

営業収益対比の営業利益率と経常利益率は、いずれも5.7%だった。

またセブン-イレブン・ジャパンと7-Eleven,Inc.における加盟店売上げを含めたグループ売上高は、2兆6749億5600万円(4.5%増)となった。

2007年5月の発売開始から今年で10周年を迎えたセブンプレミアムの販売高は3050億円(7.4%増)と、年間計画売上高1兆3200億円に対して順調に推移している。

セグメント別の概要は以下の通り。
国内コンビニエンスストア事業は営業収益2280億9900万円(4.2%増)、営業利益594億7800万円(2.3%増)と順調。5月末段階で1万9579店舗、そのチェーン全店売上は1兆1,87億0900万円(4.4%増)だった。7-11ジャパンが運営する中国は、2017年3月末時点で北京市に218店舗、天津市に78店舗、成都市に66店舗。

一方、7-Eleven,Inc.の海外コンビニエンスストア事業は、営業収益は4599億7500万円(25.4%増)、営業利益は70億4500万円(31.5%減)。チェーン全店売上高は、ガソリンの価格上昇の影響もあり、14.5%増の7216億8600万円(14.5%増)だった。

スーパーストア事業は営業収益4760億4500万円(3.6%減)、営業利益52億9100万円(1.6%減)。イトーヨーカ堂は、166店舗(前期末比5店舗減)。既存店売上げ伸び率は前年を下回ったが、荒利率の改善や衣料品の在庫適正化は進み、増益。 (株)ヨークベニマルは214店舗、(株)ヨークマート79店舗のスーパーマーケット2社は、既存店売上高伸び率が前年を下回っている。

百貨店事業は営業収益が1626億3800万円(6.9%減)。前期から営業利益は11億9300万円増の4億円。これは厳しい。

金融関連事業は営業収益505億3400万円(3.9%増)、営業利益125億1300万円(2.1%減)。(株)セブン銀行のATM設置台数は、5月末段階で2万3522台。7-11の出店分だけ台数は増えていく。

専門店事業は営業収益1037億5900万円(1.4%減)、営業利益は11億9700万円。(株)赤ちゃん本舗は106店舗、(株)ロフトは111店舗、(株)セブン&アイ・フードシステムズは382店舗。

 検索ワード:セブン&アイ・ホールディングス セブンプレミアム 第1四半期 決算

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧