アクシアルnews|2017上期は売上高1.8増・経常利益9%減/既存店客数2%減

アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)の2018年3月期第2四半期までの上半期の業績は、売上高1157億9000万円(前年同期比1.8%増)、営業利益43億6400万円(9.2%減)、経常利益44億2600万円(9.2%減)、純利益29億0100万円(9.5%減)の増収減益。

売上高対比の営業利益率および経常利益率はいずれも3.8%。

アクシアルリテイリンググループは前年度に引き続き、「変革への挑戦」を本年度の方針と定め、グループ全体の経営基盤整備に取り組んでいる。

原信およびフレッセイのスーパーマーケット事業の売上高は1151億3600万円(前年同期比1.9%増)の増収も、営業利益は40億8300万円(10.0%減)。

今期は時間帯別の商品製造数と販売数を検証し、時間帯ごとに適切な売場づくりができるよう取り組んでいる。一方で、新たな商品を提供し、その商品の魅力を顧客にどう伝えるかを研究したことが奏功して、既存店での買上点数が0.8%増加、1品単価は0.6%増加した。この結果、既存店の客単価は1.4%増加した。ただし客数は2.0%減少した。売上総利益率は0.3ポイント改善して25.6%となった。

傘下のフレッセイでは、前橋物流センターの取組みが寄与し、フレッセイ単独の売上総利益率は前年同期比で0.5ポイント向上した。

2016年10月より社会保険の加入対象が広がり、パートタイム社員の相当数が加入対象となった。その結果、法定福利費が3億0200万円増加した。

出退店では、9月に群馬県高崎市に「フレッセイ上並榎店」(売場面積2201㎡)を出店した。5月に新潟市の「原信南万代店」、7月に長野県中野市の「原信中野店」(1838㎡)の2店舗の改装を実施した。また9月に群馬県高崎市の「フレッセイ並榎店」を閉店した。

一方、スーパーマーケット以外の事業は、売上高28億9800万円(前年同期比で8.7%減)、営業利益は3億3500万円(4.1%増)だった。

清掃事業は、売上高は前年同期比で2.1%増加したが、原価率の上昇により、営業利益が3.5%減少した。情報処理事業の売上高は前年同期比で32.1%増加し、営業利益は14.8%増加した。

印刷事業は売上高が前年同期比で11.8%増加した。しかし、諸経費が増加したため、営業利益は2.4%減少した。

自動車販売事業は、スーパーマーケット事業との相乗効果が見込めず、9月をもって事業譲渡している。

通期の業績は、売上高2310億円(前期比0.9%増)、営業利益93億円(2.7%増)、経常利益93億円(1.2%増)、純利益58億円(0.3%増)を見込んでいる。

検索ワード:アクシアルリテイリング フレッセイ 2018年3月 第2四半期

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧