ホームセンターnews|6月既存店売上高8社中6社が伸び/アレンザは4.2%増

主要ホームセンター8社が6月月次概況を発表した。

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は2.5%増、客数1.5%減、客単価4.1%増だった。全店ベースでは売上高26.5%増と大幅に伸長した。6月は2店舗出店、2店舗の退店。

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は3.7%増、客数1.3%増、客単価2.4%増。子会社「HIひろせ」を含めた全店では6.2%増だった。

6月中は1店舗を出店した。6月度は、梅雨入りが遅れた影響もあり、扇風機やエアコン、冷感ウエアなど夏物商品が売上げを牽引した。既存店客数では、曜日回りが良かったこともあり、41か月ぶりに前年を上回った。また、PRO商材やリフォームなども引き続き、好調に推移

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は3.7%増、客数1.0%減、客単価4.7%増。全店売上高は4.7%増。6月は2店舗開店し、1店舗閉店で、店舗数は1221店となった。

梅雨入りが遅れ、気温が高い日が続いたことで、冷房用品・遮光用品やファン付きベストなど夏物関連商品の販売が好調に推移した。
また、大袋肥料・農薬・刈払機等の農家様向け資材や、機械釘・セメント等の建設事業者様向けの販売も引き続き堅調に推移した。

アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は1.8%減、客数3.1%減、客単価1.4%増。全店売上高は2.9%減だった。

小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICO PET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は3.1%減、客数3.1%増、客単価6.1%減。全店ベースでも売上高3.1%減だった。

6月は気温の高い日が多く、日照時間も多かったこともあり、冷房用品、日よけ用品、エアコン関連商品、夏物衣料など夏物関連商品が伸びた。その他、カーテン、寝具などのインテリア用品も好調だった。一方で園芸用品、家庭用品が伸び悩んだ。

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は4.2%増、客数1.9%増、客単価2.2%増。一方全店ベースでは売上高7.1%増、客数4.8%増、客単価2.2%増だった。売上高は商品売上高のみを集計していて、傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの売上高を単純合算したもの。

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の6月度(5月21日~6月20日)の既存店売上高は2.2%増、客数2.6%減、客単価4.9%増。全店売上高は2.4%増だった。

6月度はリフォーム、資材・プロ用品、ガーデン・ファームの売上げが堅調だった。一方で、インテリア・リビング、ペット・レジャー、デイリー・日用品の売上げが低調だった。6月は1店舗を出店した。

(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.8%増、客数1.7%減、客単価3.5%増。全店ベースでは売上高1.4%増。

なお、ブックセンターを含む全店舗の売上高は1.1%増だった。

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