ホームセンターnews|11月既存店8社中4社が前年伸び/コーナン3.1%増
主要ホームセンター8社が11月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は0.5%減、客数3.9%減、客単価3.5%増だった。全店ベースでは、売上高23.5%増。ケーヨーが2023年12月から加わったため、全店数値では大幅増となっているが、既存店には含まれていない。11月の出店は3店、閉店は2店。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は3.1%増、客数0.2%増、客単価2.9%増。全店では、売上高6.7%増、客数3.6%減、客単価3.1%増。11月度は、とくに関西では平年より気温が高く、電気暖房、こたつ布団など季節商品が前年を下回ったが、PRO商材やリフォーム関連は引き続き好調に推移した。
また、一部報道の影響もあり、防犯関連の補助錠、センサーライト、チャイム、ガラスフィルムなどは先月に引き続き伸長した。曜日回りによる影響は、昨年より土曜日が1日増えたが、祝日が土曜日と重なり、マイナス0.57%だった。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.7%増、客数1.4%減、客単価3.2%増。全店売上高は3.3%減、客数0.4%減、客単価3.7%増だった。気温の低下により、販売が鈍かった石油ファンヒーター、コタツなどの暖房用品や、ラグ、毛布などの冬物季節商品の販売が堅調に推移した。
また、断熱材や石膏ボード・ワイヤーメッシュ等の建設事業者向けの資材は、販売が引き続き堅調。11月は開店、閉店ははともに1店舗。合計1223店舗。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は0.7%減、客数3.1%減、客単価2.5%増。全店売上高は0.5%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は6.8%減、客数6.6%減、客単価0.3%減。全店ベースでも売上高7.0%減、客数6.8%減、客単価0.3%減だった。11月は10月に引き続き防犯意識が高まったことから、センサーライト、ガラスフィルムなどの防犯用品が堅調に推移した。
また、気温が高い影響で動きの鈍かったコタツやホットカーペットなどが動いたが、西日本を中心に気温が高かったこともあり、石油暖房、防寒衣料などが低調だったこともあり、前年を下回った。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は0.7%増、客数1.5%減、客単価2.3%増。一方、全店ベースでは売上高3.5%増、客数1.1%増、客単価2.4%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の11月度(10月21日~11月20日)の既存店売上高は1.2%減、客数4.7%減、客単価3.7%増。全店売上高は0.9%減、客数4.5%減、客単価3.8%増だった。11月は前年同月に比べて、資材・プロ用品、デイリー・日用品、インテリア・リビングの売上げが堅調だった。一方で、ガーデン・ファーム、リフォーム、ペット・レジャーの売上げが低調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.9%増、客数0.9%減、客単価は2.8%増。全店ベースでは売上高1.1%増、客数2.3%減、客単価3.4%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.2%増となった。