ホームセンターnews|12月既存店8社中7社が前年伸び/ジョイフル本田4.3%増

主要ホームセンター8社が12月の月次概況を発表した。

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は1.6%増、客数2.5%減、客単価4.3%増だった。全店ベースでは、売上高1.9%増。12月の出店は1店、閉店は2店。

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は3.0%増、客数0.4%増、客単価2.6%増。全店では、売上高6.4%増、客数3.9%減、客単価2.5%増。12月度は、平年並みに気温が下がり、暖房用品や作業用防寒などの季節品が好調に推移し、PRO商材やリフォーム関連も引き続き好調に推移した。

また10月以降の防犯関連用品の需要は今月も継続し、防犯関連の補助錠、センサーライト、防犯カメラなども引き続き伸長した。曜日回りによる影響は、昨年より土曜日が1日減り、マイナス0.91%だったが、既存店の連結売上高前年比は103.0%、全店の連結売上高前年比は、106.4%となった。

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は3.6%増、客数0.5%減、客単価4.1%増。全店売上高は5.1%増、客数0.5%減、客単価4.7%増だった。気温の低下により、販売が遅れていた石油ファンヒーターなどの暖房用品や、省エネにつながる断熱グッズの販売が堅調に推移した。

また、断熱材や石膏ボード・ワイヤーメッシュ等の建設事業者向けの資材は、販売が引き続き堅調に推移している。12月は開店は3店舗、閉店は2店舗。月末店舗数は合計1224店舗。

アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は3.0%増、客数0.9%減、客単価4.0%増。全店売上高は3.3%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は3.7%減、客数4.7%減、客単価1.0%増。全店ベースでも売上高3.9%減、客数5.0%減、客単価1.1%増だった。12月は耕運機や刈払機などの農作業機械や防獣・防鳥用品などが伸長。その他気温の低下にともない、コタツや毛布などの販売が好調だった。

一方で、日用品や家庭用品などセルフ部門が苦戦し、売上は前年を下回った。

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は2.0%増、客数2.1%減、客単価4.2%増。一方、全店ベースでは売上高4.5%増、客数0.5%増、客単価4.0%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の12月度(11月21日~12月20日)の既存店売上高は4.3%増、客数1.7%減、客単価6.0%増。全店売上高は4.7%増、客数1.5%減、客単価6.2%増だった。12月は前年同月に比べて、リフォーム、資材・プロ用品、デイリー・日用品の売上げが堅調だった。

(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.7%増、客数0.8%減、客単価は2.8%増。全店ベースでは売上高1.1%増、客数2.3%減、客単価2.4%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.9%増となった。

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