オギノnews|テクノミライの省エネシステム「BAMDS」を導入

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(株)オギノ(山梨県甲府市、荻野寛二社長)は、(株)テクノミライ(東京都新宿区、三輪和夫社長)が提供するエ
ネルギーマネジメントシステム「BAMDS/COA」を導入する。

デジタル技術を積極的に活用し、店舗の空調設備、売場冷蔵・冷凍設備の出力調整を一体管理することで、BAMDS 導入済み店舗全体の電力使用量を前年比平均約13%削減、CO2排出量を年間約1640トン削減する計画だ。

オギノは、山梨県、長野県、静岡県に食品、住居関連品、衣料品を販売するスーパーマーケットや衣料専門店を合わせて全47店舗展開している。生鮮食品や冷蔵・冷凍商品を安心安全に販売するためには、店舗内の温度を管理することが欠かせない。従来、空調設備と売場冷蔵・冷凍設備は別々に運用されており、一体管理されていなかった。両方の既存設備を一体的にシステムで自動制御して温度管理すれば、店舗全体の電力使用量を削減することが可能になる。

BAMDS 4D/COA システムの機能・特徴は以下の通り。
1つ目。BAMDSは、空調関連機器を自動制御することで、冷房時の過冷房、暖房時の過暖房を防ぎ、空調関連機器の省エネを実現する。ショーケース、冷凍・冷蔵庫の設定温度と検知温度を入力し、特許プログラムシステムによって自動制御することで、大幅な省エネを実現する。また、防露ヒーター時間を適切に制御することで、電力使用量を削減する。同時に、吸気、廃棄の換気設備や空調設備の制御により、売場の空気湿り熱量もコントロールし、結露防止だけでなく、ショーケース、冷凍機への負荷を軽減する。

2つ目。BAMDSは商品第一主義だ。もし、急激な環境変化などによって商品への影響が懸念されるほど庫内温度が上昇した場合には、省エネ対象機器の制御を自動調整し、ショーケース、冷凍・冷蔵庫の温度を最適に保つ。

3つ目。BAMDSが制御用に利用するショーケースの温度データを使って、全ケースの温度管理表をBAMDSが自動生成する。本部でこの温度データを一元管理することによって、現場温度記録業務が不要となり、結果、現場作業の省力化も可能になる。

このシステムは、2022年9月から富士川店、山梨店の 2店舗で実験的に導入されており、電気使用量の削減率は前年対比約13%と省エネ効果が確認できている。本年度中に20店舗に導入を計画しており、順次導入店舗を拡大することで CO2の排出量の削減目標1640トンを低減する。

テクノミライは、 BAMDS 4D/COAシステムによって、2002年から21年間で22社約220カ所の店舗・設備などの電力、ガス削減をしてきた。昨今のエネルギー料金の上昇は企業の販管費を上昇させるため、多くのビジネス活動において、早急な対策が必要とされている。エネルギー料金の上昇対策と人的資源の省力化、CO2削減などの経営課題の解決策として、BAMDS 4D/COAシステムの果たす役割は大きい。

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