ジョイフル本田news|第3QはHC事業減収響き売上高4%減/営業利益13%減

(株)ショイフル本田(茨城県土浦市、矢口幸夫社長)は、2018年6月期第3四半期の連結業績を発表した。

2017年6月21日から2018年3月20日までの9カ月、3四半期の売上高は、1101億0300万円(前年同期比3.9%減)、営業利益57億4900万円(12.9%増)、経常利益62億3800万円(5.1%増)、四半期純利益は39億4400万円(21.0%減)。

営業利益率は0.52%、経常利益率は0.57%。

同社グループでは、当連結会計年度からムリ・ムダ・ムラを排除し、生産性やコスト競争力を向上させている。そのために「変革元年」を基本テーマとして「事業構造改革」「マーチャンダイジング構造改革」「組織構造改革」「経費構造改革」の4つの改革を進めている。

「事業構造改革」では、ホームセンター事業のエクステリア部門と連結子会社(株)スマイル本田を統合し、2017年6月21日より新たに(株)ジョイフル本田リフォームとして運営を開始した。「マーチャンダイジング構造改革」では、取引先の見直し、品揃えや価格政策、販売政策の見直しなどを行い、売場改革を実施した。「組織構造改革」では、事業部制を廃止し、エリアを統括する責任者を配置した。本社組織は商品部を3つに分けて、各商品分野別の管理レベルの向上と専門性の追求を図った。「経費構造改革」では、グループ共通機能の集中化・標準化の検討を開始した。

ホームセンター事業全体の売上高は、1087億8700万円(3.9%減)。長雨や台風などの天候不順に加え、建て替え工事のため、5月から仮設営業をしている「千葉店」の大幅な売場縮小、さらに「千代田店」が「JOYFUL-2」を閉鎖したことがマイナス要因となった。しかし、千葉店と千代田店の影響を除いても売上高は2.4%減少している。

生活に関する分野では、「生活雑貨」は売上高390億5700万円(5.9%減)、「ガソリン・灯油」は、売上高103億2400万円(2.8%減)、「アート・クラフト、ホームセンター周辺部門」は、売上高68億9600万円(9.5%減)と3部門がマイナス。一方で「車検・整備、タイヤ」は、売上高10億5100万円(11.8%増)、「ペット」の売上高は68億6100万円(2.7%増)と2部門が前年を上回った。

スポーツクラブ運営のその他の事業は、売上高13億1600万円(1.3%減)。会員の施設利用は増えているが、一部地域において、競合店の出店により会員数が減少したことがマイナス要因となった。

店舗は、2017年11月にアンティークと服飾雑貨の専門事業「THE GLOBE」をイオンモールつくば内に出店した。同社の大型商業施設内への出店はこれが初めてだ。また「ホームセンター千葉店」をリニューアルオープンするために2017年5月から建て替え工事を行っている。これが上期業績のマイナス要因の一つとなっている。さらにスポーツ事業では「ジョイフルアスレチッククラブ土浦」の建て替えを決定した。新規出店や改築を進める一方で、所有している不動産や社員寮、設備などの整理、処分も実施している。

通期では、売上高1538億円(前年度比0.7%減)、営業利益79億7000万円(7.8%増)、経常利益85億4000万円(6.5%増)、純利益55億9000万円(8.8%減)を見込んでいる。

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