ユニクロnews|4月は夏物商品が好調で既存店売上高10%増
(株)ユニクロ(山口県山口市、柳井正社長)は、4月度の国内売上高速報を発表した。
4月は、1カ月を通して気温が高く推移したことから、夏物商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。
既存店(749店舗+ダイレクト販売)の売上高前年同月比は、110.0%と二桁増。客数104.7%、客単価104.9%と前年を上回った。また期首からの累計も売上高109.0%、客数104.6%、客単価104.2%と好調に推移している。同社の「ダイレクト販売」とは、通信販売と法人向け販売を足したもの。
直営店790店舗(ダイレクト販売を除く)の売上高は108.4%、客数104.7%、客単価104.1%。期首からの累計は107.5%、客数103.8%、客単価103.5%。
ダイレクト販売を加えた直営店(790店舗)の売上高は110.5%、客数105.3%、客単価104.9%。期首からの累計は売上高109.2%、客単価104.9%、客単価104.1%。
4月期は4店舗を出店し、退店は2店舗だった。
【結城義晴の述懐】ファーストリテイリングはイオン、セブン&アイ・ホールディングスに次ぐ国内第3位の小売業。そしてアパレルに特化した日本第一の衣料品小売業だ。だから他の企業の衣料品部門はユニクロを基準に増減率を考えるべきだ。そんなアパレルの指標にもなる数値で、それが既存店10%増である。イオンもセブン&アイもユニー・ファミリーマートも、重く受け止めたい。