ドンキnews|第3Q売上高7031億円/13%の増収・経常21%増の過去最高

(株)ドンキホーテホールディングス(東京都目黒区、大原孝治社長)が2018年6月期第3四半期の連結業績を発表した。

2017年7月から2018年3月の売上高は7031億5600万円(前年同期比13.4%増)、営業利益400億6000万円(7.9%増)、経常利益434億4100万円(20.6%増)、純利益271億6300万円(0.7%増)の増収増益。第3四半期では過去最高益を更新した。

営業利益率は5.7%、経常利益率は6.2%。

ドン・キホーテグループでは、積極的な営業戦略に基づく「攻めの経営」を推進している。

その一つが、2018年1月に9年ぶりに復活させた「道頓堀店」の道頓堀大観覧車「えびすタワー」だ。このタワーは、道頓堀エリアのランドマークとして親しまれていた大阪ミナミの名物。この復活劇にドンキの好調さが見て取れる。

また2月、3月には、ユニー・ファミリーマートホールディングス(株)とのダブルネーム店舗6店をオープンさせて、業界で話題となった。

好調のリテール事業は売上高6821億9800百万円(13.8%増)、営業利益221億2300万円(12.5%増)と二桁増。主力業態「ドン・キホーテ」は、食品や日用雑貨品を中心とした生活必需品が販売シェアを拡大。さらにインバウンド消費は、化粧品や医薬品などの消耗品需要が高かったことから、既存店売上高成長率が4.5%増と好調に推移した。また、ファミリー向け業態の「MEGAドン・キホーテ」も、食品や日用消耗品などの販売高が好調に推移して、既存店売上高成長率は2.7%前年を上回った。

テナント賃貸事業の売上高は159億1400万円(3.0%増)、営業利益は133億4000万円(6.5%増)。その他事業の売上高は50億4400万円(0.5%増)、営業利益は45億5200万円(9.1%減)。

国内では、関東地方に5店、北海道に1店、中部地方5店、近畿地方3店、九州地方5店の19店舗を出店した。法人別では、(株)ドン・キホーテ16店、(株)長崎屋2店、(株)ライラック1店。

海外事業では、9月にハワイ州でスーパーマーケットを展開するQSI,Inc.の株式を取得して、新たに24店舗がグループに加わった。また、12月にシンガポール共和国に「DONDONDONKIオーチャードセントラル店」を出店した。海外店舗は38店舗体制となった。

一方で、国内では3店舗、海外では1店舗を閉店した。この結果、3月末時点の総店舗数は408店舗。

ドンキホーテグループは東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を達成年度とする中期戦略で、「売上高1兆円、店舗数500店、ROE(株主資本利益率)15%」を目標に掲げている。

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