サミットnews|営業収益2875億円3.9%増・経常利益16.3%増/既存店3%増
サミット(株)(東京都杉並区、竹野浩樹社長)の2018年3月期連結決算が発表された。
営業収益は2875億1400万円(前期比3.9%増)、売上高2758億9100万円(3.3%増)、営業利益72億3500万円(5.4%増)、経常利益77億5800万円(16.3%増)、純利益47億1300万円(31.3%増)と、好調さを物語るように増収・大幅増益だ。
売上高営業利益率は2.6%、売上高経常利益率は2.7%。
総資産純利益率(ROA)は4.8と、前期が3.8だから、1.0改善している。
サミット単体では営業収益2784億6000万円(4.0%増)、売上高は2658億3100万円(3.5%増)、営業利益71億0800万円(5.8%増)、経常利益76億3400万円(16.9%増)、純利益46億4900万円(32.4%増)。
既存店も好調で、売上高は3.0%増。客数2.4%増、客単価0.6%増と、スーパーマーケット各社の客数が伸び悩むなか、サミットでは客数が1億3400万人と伸長している。これは3期連続の伸びで、サミットファンが着実に増えていることがわかる。
「新事業ビジョン『サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする』を掲げた1年目は想定以上の結果が残せた。2年目の2019年3月期は買い上げ点数のアップを目指したい」と竹野社長。
新設は江原町店(東京都中野区・966㎡)だけだが、新MDを取り入れる改装は6店と積極的に行っている。
スタートしている2019年3月期は創業55周年を迎える。計画は営業収益2960億円(3.0%増)、売上高2839億円(2.9%増)、営業利益73億5000万円(1.6%増)、経常利益78億5000万円(1.2%増)、純利益47億5000万円(0.8%増)である。新店開設は3店、改装店舗は5、6店を計画するほか、2019年1月に新たに20億円を投資して生鮮センターを稼働させる。
「ハード面の投資コストを上回る増収増益を見込む」(竹野社長)と意欲的だ。