はるやまnews|売上高570億2.0%増・先行投資かさみ経常利益9.4%減

(株)はるやまホールディングス(岡山県岡山市、治山正史社長)は、2018年3月期の連結決算を発表した。

はるやまホールディングスは、ビジネスウェアを中心に「はるやま」「P.S.FA」「フォーエル」「TRANS CONTINENTS」などの店舗を展開する。

売上高570億7100万円(前年同期比2.0%増)は三期連続の増収。主力事業は好調に推移したものの、新規連結に伴う株式取得関連費用や子会社での先行投資などによって、営業利益は24億1300万円(12.5%減)、経常利益は27億4400万円(9.4%減)と減少したが、純利益は13億2000万円(3.6%増)と増益になった。

営業利益率は4.2%、経常利益率は4.8%。

今期は「健康」をキーワードに事業展開したが、この差別化戦略が顧客の支持を得て来店客数が好調に推移した。

商品面では、前期に続いて「ストレス対策スーツ」やファイテン(株)と共同開発した「ファイテンシリーズ」、着るだけでカロリー消費をサポートする「スラテクノシリーズ」などの機能性商品が好評で、売上げに貢献した。また、花粉やハウスダストなどのタンパク質を水や二酸化炭素に変える「ハイドロ銀チタン®」を搭載したスーツやアイシャツなど、新しい高機能商品の開発にも取り組んだ。

ビッグサイズの衣料品を取り扱う「フォーエル事業」の市場シェア拡大と加速するEC化の流れに対応するため、(株)マンチェスと(株)ミッド・インターナショナルの全株式を取得し、連結子会社とした。

グループ全体で49店舗を新規出店した一方で、契約満了などにより25店舗を閉店した結果、3月末時点の総店舗数は530店舗。

来期は売上高600億円(前年同期比5.1%増)、営業利益27億円(11.9%増)、経常利益30億円(9.3%増)、純利益13億5000万円(2.3%増)を見込んでいる。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧