イオンnews|主力15企業6月営業概況/イオンリテール既存店1.4%増

イオン(株)の6月度の主要各社の前年同月比の営業成績が発表された。

6月は前年より土曜日が1日多かったが、火曜市を開催する火曜日は前年と同じ。またお客様感謝デーも6月20日、30日の2日間で変わらなかった。

こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのはイオンリテール(株)、イオン北海道(株)、マックスバリュ北海道(株)など15社中8社だった。また全店ベースでは15社中12社が前年をクリアしたが、イオン九州(株)、マックスバリュ九州(株)、ミニストップ(株)の3社が未達に終わった。

既存店で見ると、主力の総合スーパーでは、イオンリテール(株)が101.4%、イオン北海道が101.6%と好調だった。イオン九州は98.5%。

スーパーマーケットのマックスバリュ(MV)では、MV北海道(株)が101.7%、MV東北(株)が100.1%、MV中部(株)が100.6%と前年を超え、MV東海(株)、MV西日本(株)の2社は98.7%、MV九州が99.4%だった。(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏三社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)は98.5%。

エリアだけで見ると北海道が良く、九州が不調だった。

ミニストップは全店ベースで98.6%、既存店で98.4%と、4カ月連続で前年を割っている。コンビニは客数減を客単価でカバーする状況が続いている。しかし高客単価も、そろそろ限界か。

一方、ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は絶好調で105.2%。全店ベースでは113.5%と二桁の伸長だ。

専門店では、靴の(株)ジーフットは101.0%だったが、アパレルの(株)コックスは98.9%と伸びなかった。

イオンモールに必需のアミューズメント施設を運営する (株)イオンファンタジーは、104.0%と引き続き堅調だ。

4月、5月が天候要因もあって消費が活性化しなかったが、第2四半期最初の6月は主力企業のイオンリテールをはじめ、好成績だったと言える。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧