三越伊勢丹news|第1Qは2868億円2.3%減/百貨店事業2.1%増と前年クリア

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)の2019年3月期の第1四半期決算が発表された。

連結業績は、売上高が2867億7800万円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益は90億4400万円(33.1%増)、経常利益は96億9100万円(19.8%増)、四半期純利益は45億9700万円(5.3%減)となった。

営業利益率は3.2%、経常利益率は3.4%。

主力の百貨店業は、売上高2664億6800万円(前年同四半期比2.1%増)、営業利益49億円(78.6%増)の増収増益だ。基幹3店は、国内需要と訪日外国人が好調に推移した。収益の柱である百貨店事業は、再構築が進められていて、三越日本橋本店、伊勢丹新宿本店の大規模リモデルを順次予定している。

一方、支店、地域百貨店、海外店は、限られた経営資源を新たな成長分野に再配分するため、収益性に課題のある店舗の構造改革を進めている。

また中小型店舗は、グループの強みである編集力とチャネル開発力を活かした出店政策が進められている。ラグジュアリーコスメの編集ショップである「イセタンミラー」は4月にミーツ国分寺店、テラスモール湘南店を新規出店した。首都圏を中心に17店舗の展開となり、一定の収益モデルが確立されつつある。

百貨店のEC事業は、基幹3店と連動した企画や商品の展開を進め、成長分野として新たな商品領域も強化していく。

クレジット・金融・友の会業は売上高102億1300万円(前年同四半期比1.3%増)、営業利益34億円(35.1%増)と好調だ。三越伊勢丹ホールディングスの持つシステムインフラや優良顧客を基盤に、ハウスカードから基幹事業へと事業を強化する。

不動産業は売上高97億3400万円(前年同四半期比11.8%減)、営業利益13億3800万円(前年同四半期比32.7%減)の減収減益だ。(株)三越伊勢丹不動産が保有する国内外の優良不動産を活用した収益性のある事業モデルの検討を進めている。

その他事業は、売上高205億8500万円(前年同四半期比41.0%減)、営業損失6億7200万円(前年同四半期は営業利損失5億3000万円)。

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