アスクルnews|第1Q 売上高16%増も配送費増で営業赤字1億1100万円

アスクル(株)(東京都江東区、岩田彰一郎社長)が2019年5月期の第1四半期業績を発表した。

2018年5月21日から2018年8月20日まで3カ月の売上高は、939億7200万円(前年同期比15.9%増)、営業損失1億1100万円(前年同期は営業利益11億5500万円)、経常損失1億4600万円(前年同期は経常利益10億1400万円)、純損失は、2億3400万円(前年同期は純利益5億5400万円)と損失幅は縮小している。

基幹のeコマース事業は、売上高が923億0700万円(前年同期比15.8%増)、売上総利益も、売上総利益率が堅調に推移したことで、増益だった。しかし販売費および一般管理費は配送運賃の値上げと、「ASKUL Value Center関西」開設に係る固定費の増加、前年第1四半期に子会社化した(株)チャームの費用分の純増が響いて、23.0%増加の216億2900万円で、結果として営業損失3800万円となった。

eコマース事業のなかで主力とするBtoB事業は、前年同期より47億3500万円6.6%増の763億5900万円。新規顧客の獲得で、購入点数、単価ともに増加した。日用消耗品や消耗紙、オフィス使用の飲料などが牽引した。工場・建設現場で使用する消耗品(MRO商材)や、医療・介護施設向け商材も売上げを伸ばした。

一方、BtoC事業は、前年同期比78億7300万円増収の159億4800万円、97.5%増。「LOHACO」の火災からの復活とチャームの連結効果が寄与した。「LOHACO」の売上げは、125億8900万円、55.9%増。前年同期比で45億1300万円増収した。「LOHACO」は成長戦略の一環として5月21日から「Yahoo!ショッピング」に出店している。売上総利益は、オフィス生活用品や収益力の高いオリジナル商品の拡充によって14.6%増215億9000万円と堅調に推移している。

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