ニトリnews|上半期3017億円6.3%増/経常利益568億円16.7%増の絶好調

(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)は2019年2月期第2四半期累計業績を発表した。

2018年2月21日から8月20日までの上半期売上高は3016億9400万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は558億9000万円(16.1%増)、経常利益は567億5900万円(16.7%増)、純利益は379億5800万円(8.3%増)となった。

営業利益率は18.5%、経常利益率は18.8%と図抜けて高い。

主力の家具・インテリア用品の販売事業売上高は、2949億0200万円(6.3%増)。接触冷感機能が好評の「Nクール」シリーズの敷パッド、タオルケットなどの寝具・寝装品が売上げを牽引した。また、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズが好調に推移したのをはじめ、ベッドやソファベッド、ダイニングセットの売上げが伸長した。ほかにも、海辺のモチーフがアクセントの「HARBOR」シリーズやボタニカル柄を基調とした「Patio」シリーズを展開したが、低価格で生活必需品を提供する「DAY Value」と組み合わせたコーディネート提案が好評で、昨年のシリーズを上回る販売実績となった。

新商品では、熱・紫外線・視線をカットし、光は通す「Cut&Through」の機能を備えたレースカーテン「エコナチュレ™ 」を帝人(株)と共同開発し、販売を開始した。従来の遮熱レースカーテンと採光レースカーテンの両方のメリットを合わせ持つ画期的な高機能性が支持され、好調な売れ行きとなっている。

さらに、売場とネットをシームレスにつなぐO2O(Online to Offline)の取り組みとして、デジタルカタログを商品のレビューや在庫情報の確認に使用できるよう、コンテンツを充実させて全店に設置した。

広告に関しても、「自然を部屋の中に取り入れる」というコンセプトを、最先端の撮影技術を取り入れて表現した「HARBOR」と「Patio」の動画広告が、ニトリのコーディネートのイメージ向上に寄与した。またSNS上での「Nクール」のペット用ベッドの機能訴求や使用シーンの投稿募集などのインタラクティブ広告が反響を呼び、売上げの伸長に貢献した。

店舗数は、国内ではニトリ5店舗、デコホーム8店舗、ニトリEXPRESS3店舗を出店し、デコホーム1店舗を閉店した結果、上半期は15店舗増加し、482店舗となった。また海外では8店舗を出店した。米国に1店舗、台湾に3店舗、中国に4店舗。閉店は米国で1店舗。その結果、台湾30店舗、米国5店舗、中国28店舗で海外店舗数は63店。国内外の合計店舗数は545店となった。

通期業績は、売上高6140億円(前期比7.3%増)、営業利益990億円(6.0%増)、経常利益1000億円(5.4%増)、純利益680億円(5.9%増)を見込む。

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