髙島屋news|9月は2度の台風の影響で店頭売上高3.2%減収

(株)髙島屋(大阪府大阪市、大本茂社長)が2018年9月の売上速報を発表した。

髙島屋単体13店舗では3.5%の減収となり、百貨店子会社を含めた17店舗でも3.2%前年を下回った。

9月は2度の台風襲来によって、関西5店舗が臨時休業したほか、関東各店などが月末に営業時間の短縮を余儀なくされた。その結果、関西を中心に免税売上げにも影響があり、店頭売上高は前年実績を下回った。なお、免税売上げは前年比2.7%減となったが、関東の店舗は引き続き大きく伸長した。

店舗別に見ると、柏店3.9%、新宿店2.0%、横浜店1.8%と、前年を上回った。子会社では高崎髙島屋が8.3%、岡山高島屋1.8%前年を上回った。

一方で、立川店▲17.1%をはじめ、大宮店▲11.4%、堺店▲9.2%、大阪店▲8.0%、日本橋店▲8.5%、京都店▲5.7%、泉北店▲5.7%、港南台店▲2.4%、玉川店▲0.5%が前年を割った。子会社では、岐阜髙島屋▲7.4%、米子髙島屋▲4.6%が苦戦している。

なお、立川店・堺店・米子髙島屋は前年同月比で売場面積が縮小している。日本橋店も、9月からレストラン街の運営を東神開発に移管したため、百貨店としての売場面積は縮小している。

商品別に見ると、紳士服、特選衣料雑貨、宝飾品、食料品が好調だった。一方で、婦人服、婦人雑貨、リビング用品は前年に届かなかった。

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