スーパーバリューnews|第2Q 売上高4.1%増・経常損失5億円の赤字

(株)スーパーバリュー(埼玉県上尾市、岸本圭司社長)は、2019年2月期第2四半期の業績を発表した。同社は埼玉、東京、千葉の3都県で、スーパーマーケットとホームセンターを併設した複合型小売店鋪と、スーパーマーケット単独の店舗を展開している。

上半期の売上高は378億8400万円(前年同期比4.1%増)、営業損失は5億4800万円(前年同期は営業利益2億0800万円)、経常損失は4億8600万円(前年同期は経常利益2億7500万円)、純損失は5億4500万円(前年同期は四半期純利益1億8600万円)の赤字だ。

同社は赤字転落の要因を3つ挙げている。1つは、前年同期に行った現金ポイントカード会員向けの割引販促を、今年は実施しなかったこと。2つ目は、「働き方改革」への取り組みとして、3月1日からすべての店舗の営業時間を、1時間短縮して20時までに変更したこと。3つ目は、猛暑や台風など異常気象。

6月中旬以降はクーポン販促を実施した。また、7月1日からは27店舗でサマータイム営業(21時閉店)を行うなどテコ入れをしたことで、既存店の売上高は前年同期比97.0%まで回復している。

ただし客数の回復を図るために低価格販売に取り組んだが、売上総利益率は、前年同期を0.6ポイント下回って21.2%となった。また新卒採用や新店開業に伴う人件費増、一時経費発生などで、販管費が前年同期に比べて11.1%増となり、赤字となった。

上期は3月16日に千葉県に「幕張西店」、6月1日に埼玉県に「上尾緑丘店」の食品スーパー2店舗を新規出店した。8月末段階の店舗数は34店。

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