いなげやnews|第2Qスーパーマーケット事業6億円の営業赤字
(株)いなげや(東京都立川市、成瀬直人社長)が2019年3月期の第2四半期決算を発表した。
営業収益は1264億1800万円(前年同期比0.6%減)、売上高は1220億4000万円(0.5%減)の減収だ。売上総利益率は0.3ポイント上昇し、343億5100万円で、0.8%伸びた。
しかし、人手不足による人件費の上昇や酷暑による電気料の高騰などによって、販売費および一般管理費は3.6%増の388億3200万円となった。
その結果、営業損失1億0300万円(前期は11億2600万円の営業利益)となった。経常利益は96.3%減の4500万円、四半期純損失は2億6900万円(前期は6億1600万円)と厳しい結果となった。
営業収益対比の経常利益率は0.4%。
スーパーマーケット事業は、1007億8000万円(0.4%減)で、セグメント損失は6億1000万円(前年は5億5000万円の利益)。
いなげやは、4月から新中期2カ年経営計画をスタートさせている。「商品経営実現に向けた取り組み」として、快適で楽しい買物空間、食の空間が提供できる惣菜を柱とした生鮮強化型スーパーマーケットへの進化に取り組む。
今期は、いなげやが3店舗を出店し、2店舗を閉鎖、12店舗を改装した。子会社の(株)三浦屋は1店舗閉鎖し、1店舗改装した。スーパーマーケット事業はいなげや141店舗、三浦屋11店舗、あわせて152店舗だ。
(株)ウェルパークが担っているドラッグストア事業は、セグメント売上高が209憶6600万円(0.5%増)、セグメント利益は3億7300万円(24.7%減)。3店舗を新設し、2店舗を閉鎖、7店舗を改装した。店舗数は133店。
いなげやにとって、極めて厳しい上半期だった。