はるやまnews|上期不採算店撤退と自然災害で売上高3%減・営業損失10億円
(株)はるやまホールディングス(岡山県岡山市、治山正史社長)は、2019年3月期の第2四半期業績を発表した。
2018年3月1日~9月30日の売上高は、221億3000万円(前年同期比3.1%減)、営業損失9億9600万円(前年同期は営業損失3億2600万円)、経常損失8億4100万円(経常損失1億5300万円)。不採算店舗の撤退などで、特別損失を2億0800万円計上したことにより、純損失は10億4200万円(純損失3億2200万円)となった。
グループでは、前期に引き続き、「健康」をキーワードにした差別化戦略で、客数は比較的堅調に推移した。しかし、西日本に多店舗展開していることもあり、豪雨、地震、台風などの自然災害の影響を受けて苦戦を強いられた。
商品面では、前期に続き「ストレス対策スーツ」やファイテン(株)と共同開発した「ファイテンシリーズ商品」が、売上げに貢献した。さらに、ワイシャツ部門の最大のヒット商品、完全ノーアイロンの「アイシャツ」の累計販売着数が、330万枚を突破するなど好調だった。
一方で、従業員の働き方改革を目指した取り組みとして、60歳以上の従業員を対象としたシニア就業支援の「グランドキャリア制度」を導入した。また、女性活躍推進への積極的な取り組み実施状況が優良とされ、厚生労働大臣が定める「えるぼし」にも認定された。
店舗数は、グループ全体で24店舗新規出店した。一方で、24店舗を閉店した結果、期末の総店舗数は530店となった。
しかし営業損失からの脱却が急務だ。