大黒天物産news|上半期売上高10.1%増・7月豪雨の被災損失で35%経常減益
大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)が2019年5月期の第2四半期連結業績を発表した。
ディスカウントストアの「ラ・ムー」「ディオ」の運営や、総合食品卸売業を展開する大黒天物産の上半期の売上高は、881億2300万円(前年同期比10.1%増)。営業利益は13億9700万円(35.6%減)、経常利益は14億7100万円(34.7%減)、純利益は3億0800万円(73.3%減)の増収減益だ。
経常利益の大きな減益理由は、積極的な設備投資の継続で減価償却費などが増加したことと、人員投入で人件費が増えて販売費および一般管理費が増加したことによる。また、「平成30年7月豪雨」の被災に関わる損失5億7200万円を、特別損失に計上したことで、純利益は73.3%減となった。
営業利益率は1.6%、経常利益率は1.7%。
店舗開発は積極的で、大阪府に3店舗、鳥取県に2店舗、香川県と岡山県にそれぞれ1店舗の計7店舗を新規出店した。
また、広島県と島根県に6店舗を展開する(株)小田商店の全株式を、9月1日付けで取得した。さらに、12月1日付けで、(株)マミーズから福岡県、熊本県、長崎県の22店舗を事業譲受により取得した。これによりグループの営業店は増加している。
一方、7月に発生した「平成30年7月豪雨」で、6店舗と中国物流RMセンターが浸水などの被害を受けた。ほかにも物流の停滞などで一時休業した店舗もあった。