ファーストリテイリングnews|第1Q売上高6445億円4%増/海外13%増

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)が、2019年8月期第1四半期の業績を発表した。

2018年9月1日~2018年11月30日の売上収益は、6444億6600万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は1046億6500万円(8.1%減)、純利益は734億7600万円(6.4%減)の増収減益だ。

売上収益に対する営業利益率は16.2%。

国内ユニクロ事業は、売上収益2461億円(4.3%減)、営業利益379億円(29.9%減)と、減収減益。eコマースを含む既存店売上高は、前年同期比4.3%の減収だった。プレミアムラムセーター、ボアスウェット、ファーリーフリース、ニットコートなどの新商品やトレンド商品は好調だったが、とくに気温の高かった10月、11月には冬のコア商品が全般的に苦戦した。

また、eコマースの売上げは30.9%の増収で、売上構成比は前年同期の7.0%から9.7%へと上昇している。

海外ユニクロ事業は、売上収益2913億円(12.8%増)、営業利益525億円(12.6%増)と、大幅な増収増益で、海外事業が国内事業を上回り、最大の事業セグメントとなっている。

地域別では、グレーターチャイナは、暖冬の影響を受けたものの、増収増益を達成した。なかでも、中国大陸の営業利益は2桁の増益だ。また、中国大陸におけるeコマース販売は、実店舗との融合が進んだことによって2桁増収が続いている。

韓国は値引率のコントロール、ICタグ(RFID)を活用した業務の効率化によって売上総利益率が改善した。

東南アジア・オセアニア地区は、全ての国の既存店売上高が増収となった。また、米国は地域ごとの商品構成を見直したことや、eコマース販売の高い成長が継続したことで、大幅な増収増益となり、今期の黒字達成に向けた取り組みが順調に進捗している。欧州も、好調なロシアを中心に大幅な増収増益を達成している。

ジーユー事業は、売上収益654億円(7.7%増)、営業利益は85億円(4.9%減)で増収減益。

営業利益は若干の減益となったが、マストレンドにフォーカスした商品構成に修正したこと、TVCMを再開してマーケティングを強化したことによって売上収益は増収基調に転じている。

グローバルブランド事業の売上収益は407億円(1.8%増)、営業利益は27億円(同9.9%減)と、増収減益。セオリー事業は、米国セオリーの売上げが好調で、値引きロスが減少し、大幅な増益となった。プラステ事業は増収だったが、出店の増加に伴う経費増によって若干の減益となった。コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業およびJ Brand事業は赤字が継続した。

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