コンビニnews|12月既存店/ファミマ・セブンは増収・ローソン減収

コンビニ大手3社の12月業績が発表された。

■セブン‐イレブン・ジャパン
既存店は、客数は98.7%と前年を下回ったが、客単価が102.1%で、売上高は前年同月比100.8%と増収だ。チェーン全店では売上高は103.9%。12月末時点の店舗数は2万0700店。

■ファミリーマート
既存店売上高は前年同月比101.6%。客数は101.0%、客単価は100.6%。チェーン全店の売上高は100.7%だ。ファミリーマート(プロパー)の国内店舗数は、出店26店、ブランド転換27店、閉店31店で、12月末店舗数は1万5765店で純増22店だ。

12月はTVCMなどの販促効果でクリスマスケーキやチキンが好調で、「お母さん食堂」シリーズの売上げも伸長した。また、ソフトバンクとの「スーパーフライデー」企画も客数増加に寄与した。12月4日からは、全店でバーコード決済「d払い」「LINE Pay」「PayPay」「楽天ペイ」の取り扱いを開始して決済手段の多様化を図った。タバコは、PayPayのキャンペーン効果で既存比を1%程度押し上げた。

■ローソン
12月の既存店売上高(チケット・ギフトカード等除く)は99.7%、客数は97.2%、客単価は102.6%だ。全店では前年比106.4%。

チケット・ギフトカードを含めた既存店売上高は100.6%。米飯カテゴリーは、ヒット商品の「悪魔のおにぎり」や、新潟コシヒカリ「極」シリーズの新商品がおにぎりの売上げを牽引して、前年を大きく上回った。調理麺は、新商品「肉麺! シリーズ」などの販売が伸張した。日配食品や冷凍食品も好調だ。たばこは、既存店売上高前年比を0.5%弱押し上げる要因となっている。

12月末時点のローソングループ国内総店舗数1万4574店。出店は87店舗で、37店舗を閉店した。

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