キャンドゥnews|年商707億円2.8%増・経常利益13%減・既存店0.4%増

(株)キャンドゥ(東京都新宿区、城戸一弥社長)が2018年11月期決算を発表した。売上高707億4100万円(前年同期比2.8%増)、営業利益18億5000万円(10.7%減)、経常利益19億7800万円(13.0%減)、当期純利益798万円(20.9%減)と、増収減益だ。

売上高の内訳は直営店売上高が625億9400万円(3.0%増)、FC店への卸売上高72億9200万円(0.8%減)、その他売上高8億5400万円(17.8%増)。

営業利益率2.6%、経常利益率2.8%。

キャンドゥグループは2018年11月期からの3カ年中期計画「Next3」を掲げ、初年度は「選ばれる独自性の確立」を全社方針としている。

店舗開発では、当初計画100店舗に対して、新規出店は66店舗(直営店50店舗、FC店15店舗、海外FC店1店舗)にとどまった。11月末における店舗数は1008店舗。内訳は直営店700店舗、FC店舗299店舗、海外FC店舗9店舗だ。

商品戦略では商品のオリジナリティを追求し、また消耗品のクオリティ強化に努めた。SNSを通じての情報発信、話題商品の発掘、著名キャラクターや有名ブロガーとのコラボレーション企画を進めた。プライベートブランド「Do!STARS」商品の開発も積極的に行った。物流や環境問題を中心としたコスト上昇に対応するため、取引先との連携を図ったことで、売上高に対する原価率は前期比で0.1ポイント低下した。

販売戦略では店舗における4S(整理・整頓・清掃・清潔)の徹底、在庫管理の徹底によるムダの排除、商品発注から受け入れ、陳列にいたるまでの店内物流の構築を実施して、店舗の生産性向上を図った。これにより、人件費率は0.2ポイント改善した。

店舗の戦略的なリニューアル、本社主導での商品発注支援や、SNSと連動した陳列など、商品戦略との連動を意識した施策から、直営既存店売上高は前年同期比で100.4%と前年をクリアした。

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