H2Onews|1月既存店2.9%減/阪急本店0.5%、阪神梅田本店1.9%の減収

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)の2019年1月度の売上速報が発表された。

阪急本店の前年比が99.5%、阪神梅田本店が83.2%、支店が98.1%、全店では97.1%だった。

1月前半のクリアランスの集客力低下と中旬以降の上位中間層の消費マインドの急速な低下に加え、阪神梅田本店のⅠ期棟のオープンによる面積減等の影響から、国内顧客売上げは前年比97.5%の2.5ポイントマイナスだった。

一方インバウンドは、「中国電子商取引法」施行の影響で前年比92.2%と減少した。ただし全店に与える影響は軽微だと見ている。

支店は12店舗中4店舗が前年をクリア。18年秋オープンの西宮阪急は堅調も、阪急メンズ東京の売場改装もあってマイナスとなった。

基幹店の阪急本店は高額なジュエリーや時計の海外ブランド、セレモニー需要のドレスやコート、春色のニットなどが伸長した婦人服など、婦人ファッションが101%と堅調に推移したが、全般的に低調だった。阪急メンズ大阪は、海外ブランドのカジュアルスタイル、とくにセーターやスウェットTシャツなどの軽衣料が好調だった。インバウンド売上げは前年を6ポイント下回った。100万円以上の高額品が128%と伸びた。

食品事業のイズミヤ(株)は94.6%、(株)阪急オアシスは94.3%と、5ポイント以上前年を下回っている。阪急オアシスは不採算店の店舗閉鎖が影響している。

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