マツキヨnews｜第3Ｑ 売上高4348億円3.4％･経常利益8.1％の増収増益

(株)マツモトキヨシホールディングス（千葉県松戸市、松本清雄社長）が2019年3月期第3四半期の決算を発表した。

売上高4347億9800万円（前年同期比3.4％増）、営業利益272億4800万円（7.9％増）、経常利益294億1400万円（8.1％増）、純利益188億8700万円（8.4％増）で増収増益だ。

営業利益率6.3％、経常利益率6.8％。

小売事業の売上高は4183億7500万円で昨対3.3％の増収だ。暖冬で冬物商品が苦戦したが、新規出店、PB商品の拡販、改装による既存店の活性化などで収益は順調に拡大した。訪日外国人観光客の動向はエリアによって好不調が分かれたが、免税店舗の拡大などで、インバウンド需要や越境ECは堅調に推移した。

調剤事業は、処方箋応需枚数が増加に加えて、高い収益性が見込める物件の開局を行なったことで好調だ。また、厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた23店舗では、地域医療連携を進め、調剤サポートプログラムの導入契約は順調に伸びている。

プライベートブランド商品は、「matsukiyo LAB アスリートライン」や、エナジードリンクからカロリーゼロの「EXSTRONG ZERO ENERGY DRINK」を発売するなど、売上構成比の拡大に努めた。また「matsukiyo」のトイレットペーパーは国際的なデザイン賞を得ている。

グループでは第1四半期に62店舗を新規出店した。改装は、「matsukiyo LAB」への業態変更を含めて71店舗で行った。不採算店舗の閉鎖は23店舗。その結果、12月31日時点の店舗数は1643店舗となった。

通期は、売上高5850億円（4.7％増）、営業利益355億円（5.8％増）、経常利益380億円（5.2％増）、純利益245億円（7.7％増）を見込む。