セブン&アイnews|1月セブン-イレブン既存店1.1%増も3カ月連続客数減

(株)セブン&アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が1月の主要事業会社の営業成績を発表した。

セブン&アイの中核事業はコンビニの(株)セブン‐イレブン・ジャパン(古屋一樹社長)。1月の既存店売上高は昨年同月比101.1%だ。ただし既存店の客数は99.7%と11月、12月に続いて3カ月連続で前年を下回っている。それを客単価101.4%がカバーしている。チェーン全店では104.3%で、1月末時点の店舗数は2万0733店となった。

7-Eleven, Incは、米国内既存店の商品売上高が104.3%、チェーン全体の総売上高が109.2%となった。

問題は、コンビニ以外の業態だ。総合スーパーの(株)イトーヨーカ堂(三枝富博社長)は、既存店客数99.4%、客単価97.9%で売上高は97.3%。全店ベースでも97.6%と前年を下回っているが、大きな理由は構造改革の一環で店舗閉鎖を進めていることにある。1月20日に「釧路店」(北海道釧路市)を、2月11日に「丸大長岡店」(新潟県長岡市)と「福山店」(広島県福山市)を、2月17日に、「古河店」(茨城県古河市、1976年開業)と「東大阪店」(大阪府東大阪市)を閉鎖した。そして2月24日には「新田店」(埼玉県草加市)を閉鎖する計画だ。

(株)ヨークベニマル(福島県郡山市、真船幸夫社長)は既存店が前年比98.1%、客数も99.8%、客単価も98.2%と前年に及ばず。全店では100.2%とかろうじて前年をクリアした。

(株)そごう・西武は既存店96.0%と11月、12月に続いて3カ月連続でマイナス。全店では前年比90.3%と大きく落ち込んだ。

デニーズを展開する(株)セブン&アイ・フードシステムズ(小松雅美社長)は、既存店が99.2%。これは客単価プラス3.5%が、客数マイナス4.1%をカバーしきれなかったからだ。全店売上高も97.6%と、客数減が影響した。

相変わらずセブン-イレブンがグループを牽引している。

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